日本代表の躍進には3バックのオプション化が必要
ロシアワールドカップが終わった後にサッカー日本代表の監督に就任したのが森保一氏です。
就任してすぐ、森保監督がそれまで日本代表が長らくベースとしてきた4バックを採用するのか、それとも森保監督がサンフレッチェ時代に基本システムとしていた3バックを採用するのかが注目されました。
評論家やファンの間ではサイドバックに長友、酒井といった能力の高い選手がいることやアジアカップが近いことなどを理由に4バックが採用されるのではないかという意見が多かったですが、こうした予想通り森保監督は就任後4バックをベースとしたチーム作りを始めます。
森保監督は4バックだけでなく、3バックも構想に入れていると考えられています。何故なら、現在の日本代表には長友、酒井に続くサイドバックが台頭していないだけでなく、これまで人材難であったセンターバックで富安、昌子、中山といった有望な若手が台頭しつつあるからです。
また、センターバックの中心選手である吉田も所属クラブのサウザンプトンでは3バックを経験していることも理由の一つに挙げられます。
サッカーは相手の戦術に合わせて対応を変えられるかどうかが勝敗の行方を大きく左右します。
トルシエ監督退任後、日本代表は4バックをベースとしつつ3バックのオプションを模索したこともありましたが、オシム監督時代を除いてはオプション化には至らず、戦術の柔軟性を欠いた試合が少なくありませんでした。
こうした経験からサッカー日本代表がこれまで以上の結果を残すには3バックをオプション化することが大切と言えるでしょう。